幼い頃の私。
小学校から中学〜高校まで、
私の、世間というものに対する感覚は、
とてもおぼろげで漠然としていた。
それもそのはず、産声を上げてから,
親離れする高校生くらいまで、
自分自身で、自分から進んで、
何かをやってみたい、と思ってやったことと言えば,
家族がみんなでやっていた家業のお手伝いくらい。
四人兄弟の末っ子の私としては、
おそらく、
周りのみんながやっているから、みんなと一緒にいたかったからだろう。
おそらく初めは失敗しても上手に褒めてもらっていたに違いない。
だから、就職するまでずっと手伝った。
だから、
今の私の性格の基盤は、
多分、幼い頃の両親や3人の兄達、
中学2年に他界した同居のおばあちゃんと、
近くに住む母方のおばあちゃんとの関わりが大きい。
中学一年になった頃、
大学生になった兄から突然、「お前は何のために生きているのか?」と聞かれた時、
「父や母や家族やみんながいるから生きている」と答えた。
今から思えば、この答えは、
私は生まれてからずっと、どんなに周りから愛情たっぷりに育てられたか、
ということになる。
贅沢はさせては貰えなかったが、
無視されたり、意味なく叩かれたりすることはほとんどなかった。
ただただ周りのみんなに包まれて過ごしてきた幼い頃の時間の積み重ね。
このことが私の性格の大切な基盤になっているのだなと今更ながら気づく。
自分を自覚するまでの周りとの関わりの時間の大切さ。
そこには自分の意思はひとかけらもない。
幼い頃に体験する人との関わりは本当に大切なんだなと強く思う。
私の性格・・・・!
兄弟喧嘩で母から追いかけられて庭先を走り回っていたころ。
兄の大事な勉強道具を庭先へ放り投げてアタンしたころ(笑)
母は、二人を「喧嘩両成敗ーい!と大声で叫びながら長い物差しを振り上げて追いかけてきたっけ。
父からは、庭の山茶花の木にロープで吊り下げられたこともあった。
私は一体何をしたんだろう?
全く記憶にない・・・生前の父に聞いておけばよかった!
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