96 二つの親孝行

お墓のこと
深い気持ち

ここに来てはたと親孝行って一体何だろう?

両親が生きている時は、

いつも両親が喜びそうなことをしてきた。

二人の好きなお菓子を送ったり孫の元気な写真を送ったり・・・

遠くに嫁いでから40年あまり、毎年1〜2回欠かすことなく里帰りをして元気な顔を見せに行った。

季節ごとに春はタケノコ、秋は栗や地元のお米など。

もう何もいらないよと言いながら嬉しそうな手紙が届いていた。

その両親も、

今年、続けて亡くなった。

さて、亡くなった両親への親孝行の気持ちはこれからどうしたらいいんだろう?

もう何もかも亡くなったのだから親孝行はおしまいになるのか?

そんなわけないよ。即座に自分の心がそう断言する。

では、

今までの親孝行の気持ちはどうしたらいいのか?

じっくり考えてみた。

生前の母は、毎日、仏壇に向かって手を合わせて、

祖母の位牌に向かって、

「おばあちゃん、どうぞ守っててやー」と、ほのかに艶のある声を絞って、

祈っていた姿が目に耳に残っている。

祖母は幼い私を、父は、祖母が亡くなってからは家業で忙しい母の代わりに、

私をよくお墓掃除とお参りに連れて行ってくれた。

両親が亡くなってからというもの、

度々楽しかった過去のお墓参りの映像が頭に浮かんで来た。

両親が亡くなったと言うことで、両親への感謝がなくなるわけではない。

両親への親孝行の気持ちもなくならない。

むしろ以前より強く、

心の中にはっきりと、その姿を現してくるような気さえする。

二人が亡くなってからの親孝行とは?

私の心の中に住んでいる両親二人の喜ぶことを坦々としていこう。

何かに迷った時、ふーっと二人の顔を思い出してみる。

二人がニコニコしていたらその方角へ歩いていこう。

と決めた。

毎年実家のお墓にお参りをして元気な姿を見せること。(天国からニコニコッ)

家族みんなが健康で幸せでいることを曽祖父母、祖父母、両親の、

安らかに眠るお墓に報告すること。

私の心の中に刻まれた、

ずっと前の先祖から祖父母と父と母が当たり前にしてきたことを、

心をこめてすることが、

今年続けて亡くなってしまった両親や、

私が中学2年の時に他界したおばあちゃんへの一番の親孝行に違いない。

と思う。

#墓参り #親孝行

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