前回の「フラダンスは笑顔part 3」では、
奥深い感動の笑顔で踊るにはどうすればいいのか、ということについて、
まずは、4つのことを頑張って勉強してみましょう。ということでしたね。
そして、4、のアロハのハンドモーションでは、
カノホナピリカイを例にとって、笑顔の踊り方をお話しました。
カノホナピリカイのアロハはケアリーレイシェルさんのおばあちゃんへの愛でしたね。
今回は、様々な意味を持つ「アロハ」のハンドモーションについて、
少し深掘りをしてみたいと思います。
その前に、
今ちょっと立ち止まってハワイアンのアロハ(愛)についての考え方を勉強しておきましょう。
ハワイアンが持っている色々なアロハの意味を知ることで、より幅広い奥深い表現ができるでしょう。
やぁやの20年余りのフラ人生の中で、気づいたり大切にしてきたことを語ろうと思います。
これからコンペを目指す全てのフラダンサーへ少しでも参考になれば嬉しいです。
出来るだけ丁寧に噛み砕いてお話ししようと思います。
ハワイ語のアロハの意味って?
これからフラの勉強を進めていくにあたって、もう一度アロハの意味を、
しっかりと押さえておきましょう。
ハワイ語の「アロハ」について、
ハワイ語の辞書には英語に訳された言葉がなんと30以上もあるということです。
ざっと書き上げると・・・愛、愛情、愛着、思いやり、慈悲、寛容、哀れみ、情け、同情、共感、不憫、親切、感情、好意、慈善、挨拶、敬意を持つ、恋人、愛人、愛する人、最愛の、誠実な、親切な,哀れみ深い,寛大な,愛らしい,大好き、尊敬する,あがめる、こんにちは、さようなら、別れの挨拶など。(ハワイ州観光局が運営する公式ラーニングサイトより抜粋)
逆に言うと、
これら全ての意味を「アロハ」一言で表現しているのですね!
それではまず、
両手を胸の前でクロスするアロハのハンドモーションについて考えてみましょう。
ハンドモーションはほぼほぼ同じでも、アロハの持つ意味によって、
様々な笑顔の表情だったり、顔の向きだったり、
両手の高さだったり、所作のタイミングの違いだったり、
それに目線の強さや方向、などでその意味の違いを表現しなければなりませんね。
フラダンサーは前もって、どんなふうにその曲の「アロハ」を踊るのかを決めていなければなりませんね。
心で決めておかないと表現が曖昧になってしまって、
迷いの見えるぎこちない踊りになってしまいます。
大変だけど、これがフラの醍醐味。フラダンサーの腕の見せ所ですよ。
新しい曲を踊る時には、この曲のアロハはどの意味のアロハなのかな?と、
ちょっと立ち止まって考えて、予め心に決めて踊ることが大事ですね!
また、
フラダンスを学んでいる人なら、誰しもご存知、「アロハスピリット」についても、
もう一度、確認しておきましょう。
人々は良い感情を考え、他者へ良い感情を表さねばならない!
「アロハスピリット」とは人々の心と精神の調和である。そしてアロハスピリットは人々を自分自身に立ち返らせる。人々は良い感情を考え、他者へ良い感情を表さねばならない
ハワイ州法(第5上7項5)
またハワイ州法の中に、ALOHAの5つのアルファベットが表すそれぞれの価値観を記載しています。
A akahai アカハイ 思いやり、優しさ 優しさを持って感じ考える
L lōkahi ロカヒ 調和、ハーモニー 調和の中にしっかりと立つ
O ʻoluʻolu オルオル 心地よさ 感情と共に思考のバランスをとる
H haʻahaʻa ハアハア 謙虚さ 謙虚さを示し謙虚である
A ahonui アホヌイ 忍耐強さ 自立を学ぶ忍耐強さを持つ
このように、アロハの意味と、アロハスピリットについて、頭に入れた上で、
フラを楽しく踊っていきましょう。
細かく覚える必要はありません。ざっくりと分かっているだけで 大丈夫。
1曲1曲とフラを楽しんで勉強していくうちに様々な意味のアロハに出会えることでしょう。
次の曲はどんなアロハが待っているんだろうとワクワクしてくるはず・・・
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