フラダンスとの出会い
エアロビクスがまだアメリカからやってくる前のお話。
デンマーク体操とジャズ体操教室をしていた時に、
ある生徒さんから、「先生フラメンコ教室はどこかにありませんか?フラメンコが習いたいんですけど」とのことだったので、あらまーと思いながら・・・
地元のフラメンコ教室を電話帳から一生懸命に探してみた。
今から25年前のこと。まだアンテナ付きの セルラーホーンの時代。
当然インターネットなどGoogle 検索などない時代。
地元のフラメンコのダンス教室なんてひとつもなくて、
代わりに、フラダンス教室の名前があった。
「近くにはフラメンコ教室はなかったの。フラダンス教室があったんだけどね。フラダンスはどう?
フラメンコは熊本市内にはあったからそちらに行ってみる?」
その人は若い薬剤師で忙しく、市内までは遠くて通えないということでフラメンコは断念された。その頃のフラダンスは若い女性には興味のないものだったらしい。
ミイラ取りがミイラに!
ところで、ところが ・・・今度は・・・
私の方が、何か無性に、フラダンスに興味をもってしまった。
というより、何とも不思議なことで、と言うか、まだ見学にも行ってないのに、
フラダンスと思うだけでワクワクする・・・見学の日が待ち遠しい !のである。
これは一体どういうことなのか?・・・とても不思議でたまらなかった 。
待ち遠しかった見学の日。
フラダンス教室は車で10分のところにあった。
その教室を覗いてみると、
部屋中 に、華やかなドレスを着た人たちが、みんな笑顔でフラを踊っている。その姿が、
とても楽しそうだったので、その日のうちに入会を決めた 。
フラダンスは「笑顔」で踊り続けて良い踊り。
最初に、「フラダンスはずっと笑顔で踊らなければならない踊り」っていうことがとっても気に入ってしまった。
なぜ気に入ってしまったのだろう?
小さい時から、明るい笑顔は大事だなぁと思った体験がたくさんあったからかも知れない 。
そういえば、母は、私がまだ幼い時に
「母親は、いつも太陽のように朗らかにしとかんとあきまへんえ」と、背中で自分自身につぶやいていたのを思い出す。
京都弁で「母親はいつも太陽のように朗らかでないといけませんよ」という意味。
なぜかはっきりと耳に残っているから不思議。
私に向かって言った言葉ではなく母自身が自分に言い聞かせていた言葉だった。
記憶とはおかしなもので、面と向かって言われたことは一切忘れているのに、後ろ向きで呟かれた言葉をなぜかくっきりと覚えてしまっている。
また
テレビでは、「お笑い」が心を明るくしてくれる。
嫌なことがあった時、落ち込んでしまった時には、
私は「笑点」を見ることにしているくらい(笑)。
テレビで気をつけないといけないことは 、
悲しみを伝えるニュースや残酷なシーンも結構多いということ。
その時その時の心の状態に合わせて、選ぶ番組を間違えなければ、
シニア快適生活の大切なツール になりそう。
コロナ禍の前年の秋に・・・
東京の末廣亭で初めて木久扇さんの落語を聞かせてもらった。入亭の列に並んでいて
お友達になった落語の友の会の方と、幸運にも一番前のど真ん中の席に座らせてもらった。
当然、木久扇さんの真ん前。
師匠の巧みなパフォーマンスに何もかも忘れて、お腹を抱えて笑ってしまった。
師匠の、お客さんを大切にする気持ちと、
一生懸命に噺家として努力されている姿に感動してしまった。
笑顔の子育て
親が笑うだけで、子どもは安心感を覚え、自己肯定感が高まるそうです。
詳しくは下記の本を読んでみるのも良いと思います 。
将来のためにと 子どもに勉強や習い事を躍起になってさせるお母さん。
私も30年前、子供に勉強を教える時に 失敗しました !
になって息子たちから「それで勉強嫌いになった」と言われています 。
子育ての時にこのことを知っていたらなぁと悔んでいます。
子どもに将来幸せな人生を送ってほしいなら、
今、この幼児期に、子どもが楽しい、幸せだ、と感じられる毎日の時間を積み重ねてあげることが大事だ」ということ。
子供自身が 「幸せ」と言うことが、どういうものなのか、体験して判っていなければ、大人になっても幸せを探すことができない。手に入れることも出来ないと。
本当にそうだなぁと思う 。
意外に笑うの難しい!
「自分の心をいつも明るくしていたい」と言う積み重なっていた気持ちが、
笑顔で踊れるフラをやってみよう」と言う、強い気持ちを起こさせたのではないかなと思う 。
数年後になってわかったことなんだけれど 、
フラコンペティションの場合、
ステージの袖からステージが終わった後に退場するまでの約7分間。
その間の途切れない笑顔が勝敗を分けるということ。
笑顔でい続けるということは簡単なようでかなり難しい。
すごい顔面筋肉を鍛えないといけない。
読者の方へ,
一度1分間でいいので口角を上げて歯を見せて柔らかな笑顔で笑い続けてみてくださいね。
笑い続けることの大変さが分かると思いますよ。
まずは4分。1曲分、途切れない笑顔が続くかどうか。
そして7分間と時間を長くして笑えるように。
日頃の自分が、いつもどんなに笑っていないかが分かります。
コンペを目指す生徒さんに、いつもはじめに言うことは、
「笑顔の大切さに気づいてから、一生懸命努力したとして、
ほとんどの人が四年はかかりますよ」と。
それくらい難しいこと。
それがフラの笑顔。
コンペティションに必須のスキルは、途切れることのない笑顔。
実際、初めてのハワイのコンペティションのジャッジシートには、
「笑顔が途切れていた」と書かれてあった。
フラを始めて間もなく、
フラダンスの三要素3 Sは、
スマイル・シェイクハンド・スウィング だと 学ぶ。
最初に笑顔!スマイルだった。
お皿を洗う顔には要注意 !
毎日の生活の中で、
普段何気なく、ふと鏡を見ると、暗い顔の自分が写っている。
そういうことに気づかせてくれたのがフラ。
笑顔のレッスンのために100均で買った鏡を、家中においてみた。
すると
驚くほど怖い顔でお皿を洗っていた !
読者も一度台所に鏡を置いて自分の顔を点検してみてはどうでしょう ?
明るく微笑んで食事の支度をしていたはずだったのになぁ。
自分では美しく朗らかに台所に立っていたつもりだったんだけどなぁ!
フラに巡り合ったおかげで やぁやの人生は 笑顔で潤う人生になりそうです 。
それから
人の為 に、一生懸命に何かをすると、
押し出したお風呂のお湯がゆっくりと温かく戻ってくるように、
神様は素晴らしいものを与えてくださるんだな・・・と。
まさかそれから25年もフラを続けるとは思いもよらないことだった。
参考にした本
なぜ、お母さんが笑うと「頭がよく性格がいい子」に育つのか?PHPファミリー/のびのび子育て
紹介した爪切りについて
年齢を重ねると握力が弱くなって指に力が入らなくなってきた 。この匠の技の爪切りは数年前に東北旅行の夫が購入してきたもので、とても軽く切れるのでシニア快適生活お気に入りアイテム。
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