今回は、フラダンスの三要素であるスマイル、シェイクハンド、スウイングの中の三つ目のスイングについてできるだけ詳しく述べてみようと思います。
腰のスイングはフラダンスを踊る上でとても重要なスキルになりますね。
一体どういう腰のスイングが良いのか?
ダメなスイングとは?
どのように勉強すれば正しい腰のスイングで踊ることができるのか?
を解説したいと思います。
やぁやの約25年のフラ人生の中で、腰のスイングについて勉強したり、
気づいてきたことを詳しく語ってみようと思います。
このブログを読むと、
どうしたら美しい腰のスイングで踊ることができるのかが深く分かります。
本当の美しい腰のスイングをマスターすると、
より生き生きとしたハワイアンフラを踊ることができるでしょう。
コンペを目指す全てのフラダンサーへ、少しでも参考になれば嬉しいです。
出来るだけ具体的に噛み砕いてお話ししようと思います。
そもそも腰ってスイングさせるの?
結論から言うと、
フラは腰を故意に振って踊るのではありません。
スウィングしているように見えるのですが実際は重心を移動させているだけです。
カホロと言って右に4歩横歩きする時に、右足を横に一歩目を踏み出す時、
まず左足に重心を移動させてから右足を踏み出します。
そうしないと丁寧に右足を踏み出すことができませんね。
もともとフラダンスは海岸の砂浜で踊られてきた踊りなので、
丁寧に足を踏み出さない、つまり、踵からや足先から着地すると、
ズブズブと足が砂に埋まってしまいますよね!
余計に慎重に、丁寧に、しかも足の裏をきちんとフラットにしてから、
踏みしめないと砂浜を汚すことになります。
このことに気がついて、やぁやはこう思うのです。
フラのステップは心のステップ
フラという踊りは、神聖なハワイの砂浜や地面を、乱暴に踏みしめることなく、
砂浜を滑るように、
まるで足で砂浜を撫でるようにステップすることを大切にしながら、
長い間踊り継がれてきて、
今日に至ったのではないかなぁと。
ここでハワイの歴史を少し===今から240年余り前のこと。
日本では杉田玄白らが解剖書ターヘルアナトミア解体新書の翻訳出版から4年後の江戸後期。
アメリカでは独立宣言1776年の2年後。
イギリス人の James cook が1778年にハワイ諸島を発見した。
カウアイ島の海岸で4大神の中の作物の豊穣を司るロノ神だと思われて、
熱烈な歓迎を受けたと言われています。
白い帆船が浜辺に入ってきた時にハワイの人達はクックを神様だと思って、
浜辺でフラを踊って歓迎したそうです。===
そういう、神様を迎える場所であった砂浜を大切にする気持・・・
フラ独自のステップやスイングはそういうところから生まれてきたのかもしれませんね。
美しい腰のスイングはきっと、
土地を大切にするという美しい謙虚な誠実な心から生まれてくるのではないかな?
ただ意味なく見様見真似でゆらゆらと美しくスイングしようとするのではなく、
その土地やその曲の懐いに畏敬の念をもって、誠実にステップしようとする気持ちが、
その上品な美しい腰の動きを生み出すのではないか。
ハワイの大切な浜辺を、土地を、汚さず丁寧に、撫でるように、
足を踏み出すフラダンスは、
その最小限に揺れる腰が、
何とも言えない上品な腰の動きを醸し出す。
日本で言うと、歴史ある「お能」、「能楽」のような、神聖な踊りの足使いとよく似ていると思う。
そんな風に考えを進めていくと本当にフラを踊る時には、ますます背筋が伸びる思いがします。
次回のブログでは、
やぁやがこれまで、ハワイの複数の先生から学んできて、
日々迷いながらも自分なりの腰のスイングにたどり着いた過程について語りたいと思います。
細かく丁寧に説明をしていくので楽しみにしていてください。
10年ほど前に、あるハワイのクムのジャッジシートの中に、
「なめらかな滑るようなステップ」という文字を見つけた時の嬉しさは忘れられません。
ハワイにはたくさんの教室があって、クムフラという、フラの先生がおられますが、
その腰使いは皆同じではなくて、
それぞれの先生方の教室にそれぞれのスイングがあります。
どのスイングが良くてどのスイングが悪いということはありません。
みんな違っていて、みんな良い。
何よりも、
フラに対する誠実な心の姿勢が大切なのだろうと思います。
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