配当控除の確定申告に初めてトライした!
パソコンとスマホでやってみたけれど・・・
パソコンのバージョンが下で、対応せず e-tax のアプリすら入れることができなかったので
仕方なく勉強のつもりで直接税務署へ行くことにした。
初めての税務署。
混雑を避けて昼前に車で25分の税務署へ向かった。
何も悪いことしてないのにドキドキ。
途中何度も頭の中でどう話すかをシミュレーションしながら。
緊張高まる中に到着。
税務署の駐車場には駐車係の人が一人いてスムーズに案内してくれた。
合同庁舎の1階は税務署関係のブースになっていた。
知らずに2階の税務課に上がって行くと、
確定申告は一階だとびっくりしたように、でも優しく案内してくれた。
一階に降りてみると、
20代から30代ぐらいの若い人達が鮮やかな色のチョッキを着てテキパキと動いていた。
直ぐそばの受付で、手首で体温を計って手の消毒をして、
整理券とアンケート用紙をもらって、
インターネットでの確定申告を促すテレビを前に、
待合室で待つことになった。
数人の呼び出しの後に私の番が来た。
案内係の女性に連れられて、申告の前段階を担当する税理士さんに紹介された。
彼は地元の税理士さんで私の書類が揃っているかどうかを、
丁寧に親身になって確かめてくれた。
そこでのお話は、こうでした。
令和2年に株式損失のある私が令和3年に損失を相殺するためには、
令和3年の配当控除の確定申告だけでは申告できないこと。
令和2年に確定申告していなければ、令和2年の赤字額を相殺できるとのことでした。
それで、令和3年と令和2年の源泉徴収票が必要とのことだった。
つまり、
令和2年の投資の損失(赤字)を相殺するためには、
令和2年の源泉徴収票も必要だということだった。
この結論に至るまでには、色々ややこしく・・・色々あって、
もう一人の税理士の人は令和2年の分は令和3年では申告できませんとの話だったので、
やっぱり税務署の人もあんまり投資や配当控除については詳しくないんだなと思いつつ・・・
奥からやって来た税理士の方が大丈夫、令和3年で申告できるよと、小走りに訂正しに来てくれた。
一喜一憂しながら・・・・・・どうせ少額だろうからもういいや!と心でつぶやきつつ、
何事も初めてのことなんだから勉強勉強!
と思い直して、
それで、やっぱり結論は、
令和2年と令和3年の二つの源泉徴収書が必要
だということで、
そばにある社会保険事務所に行って、
令和2年の年金の源泉徴収書を取ってくるようにとのことだった。
その後、税務署を後にして、すぐ近くの社会保険センターへ。
令和2年度の源泉徴収書を出してもらった。
その時に、私がかつて、
教員の共済年金の源泉徴収書も必要だ。
ということをも教えてもらえた。
共済組合に連絡して送ってもらうようにとのことだったが、
なんとなく家のどこかに片付けておいたような気がしたので、
帰宅してじっくりと探してみることにした。
案の定、帰って探したら令和2年と令和3年分が見つかった。
それで、
次の日、また12時前に税務署へ。
税務署2日目。
また同じように受付をして昨日とは違う税理士の方に昨日のことを説明した。
すぐに書類を見てくださった。
やっぱり、また令和2年度の投資の赤字についてはできませんと言われてしまった。
また来たか!
しかし昨日のやりとりの一部始終を話したら、
奥にいる税理士の方に意見を聞きに行かれた。
しばらくして部屋の奥から戻ってきて「大丈夫ですよ、できます。」との返事。
令和2年度に確定申告をしていないので令和3年度で赤字を相殺できますと説明してくださった。
きちんとお話すれば理解して丁寧に対処してくださるんだ。
その後、
パソコンのずらりと並んだ部屋の奥へ。
一つのパソコンの前に、担当の女性の税理士さんが優しく案内してくれた。
彼女は私を優しくサポートしながら、
E-tax にログインしてパソコンにスラスラと打ち込んでくださった。本当にありがとう!
分からないところも、色々相談しながら、
例えば、
総合課税と分離課税のどちらか選択しなければならない時、
総合課税でしてくださいと言ったら
分離課税でないと令和2年の赤字を相殺することができない
ということでした。
私があれ?っと、納得行かない様子を見ていて、
少し心配げに通りかかった別の税理士さんが、
それなら総合課税と分離課税を両方比較してみましょう。
と言って彼女に指示をしてくださった。
分からないことばかりだったけれど、言ってみて良かった。
結果は、
分離課税で申告した方がたくさん戻ってくるっていうことだったので、
分離課税で申告することにした。
でも、
住民税が増える可能性があるということが頭をよぎったが、
もう、その時の私はそれを尋ねる体力も気力もなくなっていた!
初めての確定申告にしてはこれで十分!
八十点で OKとしましょうと。
最大の収穫は、
税務署というところは本当に優しい上品な人ばかりだった。
こんなにも丁寧に対応してくれて、
たくさんのプリントも頂いて全て無料とは!
回転焼きの一つでも差し入れしたい気になった。
損失の相殺は5年間有効だそう。
また来年も頑張ろう。
ついでに持って行った地震保険料と生命保険の控除も
あっという間にパソコンに打ち込んでくれて、
簡単に税金を取り戻してもらえた。
本当にありがとう!
色々お世話になりましたと、感謝を伝えて税務署を後にした。
こんなにスムーズに気持ちよく確定申告ができるなんて思いもしなかった。
今までの税務署のイメージが一変した。
税務署の皆さんはとても上品で、
親身になって対応してくださったことに本当に感謝です!
帰りの車の中で、
まだ家に残っている5年前からの地震保険や生命保険をもう一度探してみようと思った。
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